今年は早々と炉を閉めて、茶箱や電熱器の風炉を使って運びの平点前を稽古をしています。
風炉の炭を洗いました。箱から取り出し思わず「こんなに細かったの⁉️」って思わず声が出てしまいました。
炭を洗いザルに上げると、ピチピチでもないキチキチでもないなんとも表現の難しい音がします。炭はなんて囁いているのだろう?といつも思います。好きな音です。

初風炉は、開炉程の華やかさはないけれど、じーっと冬の凍てつく寒さを乗り越えてきたので、庭に芽吹く花々同様、誇らしげな喜びが有ります。
今年は例年になく桜前線が早くスタートをきり、当地の開花宣言は2週間も早くなりました。

下書きをしてから早2週間が過ぎています。庭の花は一斉に咲き始めました。草やおもいっきり根を伸ばしあちこちに陣地を拡げたカクトラノオを申し訳ないと思いながら引き抜いています。雑草と言う名の植物はありません。朝ドラの牧野先生の言葉が脳裏をかすります。